今年も残すところ約1ヶ月半。
来月にはクリスマスという、イルミネーションだの、おしゃれなディナーだの、23~25日はデートに誘いやすいビッグイベントがやってきます。
街中で前を歩いていたカップルはイタリアンレストランに入っていったのに、あなたにはまだ食事に誘えるお相手がいません。イルミネーションを手を繋ぎながら見ているカップルはたくさんいるのに、あなたにはまだ交際相手はいないのです。
他の人は難なくカップルになっているように見えるのに、あなたは未だに一人で、将来の伴侶がどこにいるのかさえ知りません。どうやってお相手を見つけたら良いのでしょうか?
ここでは、「独身生活に終わりを告げ、あなたのベストな時期にあなたにぴったりのお相手を見つける」方法をお教えします。

相談所で活動を始めたばかりの方に多く見られるのが、お相手に多くの条件を求めてしまう方です。その人達の中には一人暮らしの母親がいたり、幼少期に深く傷ついた体験をした人もいたり、今の生活を抜け出してもっと豊かな生活をしたいと思う人もいたり、自分のことを愛してくれる人は誰もいないと感じている人もいます。あらゆる種類の葛藤を抱えていることがあります。
「あなたにぴったりのお相手を見つける」方法を話す時、多くの人が同じ疑問を持ちます。
「こういった話は夢物語のように思います。たくさんの恋愛テクニック、実践的な方法、科学的な知識は理解しましたが、私の傍には今誰がいますか?せっかく知識を得られても、実践する相手がいないのです。」
そのとおりです。独身生活を終わらせて結婚したい場合は、まず結婚のお相手が必要です。言い換えれば、「結婚する」前に「出会う」という前提条件がなければなりません。あなたが将来の結婚のお相手に「出会う」ために、最初に「人間関係の輪」について話したいと思います。
愛は人間関係の輪から芽生える
人間関係の輪とは、あなたを中心にして考えた、関係の領域ごとに円で表したものです。
以下の図をご覧ください。小学校の算数で出てきたような図形ですね。

3つの円の中心である白い部分、ここにあなたがいます。
例えば、緑の円(水色や黄色も含めて)が家族や親戚の輪だとしましょう。
赤い円(黄色やピンクも含めて)は仕事の人間関係の輪。
青い円(ピンクや水色も含めて)はプライベートの友人の輪。
今回は例えで3つの円にしただけなので、所属している輪(円)がもっと多かったり、細分化している方もいらっしゃると思います。
まず、「ほとんどの愛は人間関係の輪(円)同士の重なりから始まる」という最初の認識を持ってください。
「同じ円」は、その名前が示すように、同じ3次元空間にいる必要があります。
東京、大阪などの大都市圏では、他の地方よりも誰かと恋に落ちるのが難しいのはなぜでしょうか。
一般的に地方では、学生時代には、小さな円と円同士が大きく重なっているという対人関係の共通の特徴があります。小さな円同士が大きく重なると、その重なった部分の中で深い友情と確固たる愛情を芽生えさせるのが最も簡単です。
多くの人は、「この人をよく知らないから」という理由で、自分は未だに独身であると間違えて信じています。実際、お相手を見つけることは必ずしもインターネット(楽天市場やヤフーショッピング等)で買い物をするほど多くの選択肢を持っているわけではありません。お相手が見つからない場合、問題はあなたの知っている人が少なすぎるということではなく、同じ輪(円)の中にいるのに深くコミュニケーションを取っている人が少なすぎるということです。
誰もがいくつかの輪(円)を持っています。フィットネスが好きなら、あなたにはフィットネスの人間関係の輪があります。食べ物が好きなら、同じく食に興味のある人たちの輪にいます。ゲームが好きなら、周りにたくさんのゲーム好きな仲間がいます。
多くの輪(円)の中で、将来の結婚のお相手になるかもしれない出会いの種を見つけることができますが、すべての出会いの種が大きな木に成長できるわけではありません。そこで、あなたが次に学ばなければならないのは、あなたが出会いの種を見つけたら、それらに水をやり、そして新しい愛の木の芽を育てることができる、輪(円)を選ぶ方法です。
ここでは、あなたのコミュニケーション能力と他の人との親しさの状態に応じて、輪(円)の中の人々を2つのグループに分けます。
1つ目のグループは「仲間の相互作用」と呼ばれます。あなた達はお互いをよく知っています。たとえば、職場では、常により良い関係を保ち、ランチをしたり、飲み会を開いたり、他愛ない話をしたりする同僚が何人かいます。
2つ目のグループの人々は「知人の相互作用」と呼ばれます。同じ職場で、上司とのコミュニケーションは仕事の割り振りと進捗状況の報告、相談に限定される場合があります。一歩会社を出たら、上司と話したいとはあまり思わないでしょう。上司が仕事の人間関係の輪に入っているなら、あなたはただ知っている人に会って挨拶するような感覚です。あなたはそのような上司と愛について語り合えると思いますか?あなたは上司との愛を芽生えさせたいですか?
したがって、あなたのするべきことは、輪(円)の中の「知人の相互作用」の状態の人が「仲間の相互作用」の状態にステップアップする機会を見つけることです。そうすれば、愛情が芽生える可能性が高くなります。
「知人交流」から「仲間交流」への移行には2つの機会があります。
1つは、輪(円)の中で集まりがあった場合、、積極的に顔を出す。人は会った回数が多い程、好意を抱きやすいです。
もう1つは、「仲間交流」にステップアップさせたい人との交流を増やすことです。適切な頻度でのマメな連絡だったり、困っているようなら助けになれるよう図ってみたり。
これは、輪(円)の中で関係を作り上げる正しい方法です。あなたが未だにお相手を見つけられないのは、輪の中の人数が少ないためでも、あなたが所属している輪が少ないためでもありません。
ここで、「恋人・結婚相手とどこで出会ったか」の調査結果を載せておきましょう。明治安田生活福祉研究所(2014年)より。
20・30代の男性の恋人との出会い方の結果が左、20・30代で結婚した男性の配偶者との出会い方の結果が右となっています。

次に、20・30代の女性の恋人との出会い方の結果が左、20・30代で結婚した女性の配偶者との出会い方の結果が右となっています。

上記の調査結果によると、配偶者との出会いで一番多いのは20・30代の男女ともに「同じ職場」となりました。自分と仕事関係の輪の中で同僚、または仕事に関する人との円の重なりがあったのです。
次に多いのが、「趣味やスポーツのサークル」。プライベートシーンでの人間関係の輪からお相手を見つけています。また、婚活パーティーやお見合い、会員制の結婚相手紹介所(相談所)、婚活サイトなどオンラインでの交流を通じてお相手を見つけることも以前に比べて増えてきました。
人々は、クラスメート同士が恋に落ちやすく、友達が一緒になりやすく、同僚が結婚しやすいことを知っていますが、その理由は何だと思いますか?
それは、愛がしばしば人間関係の輪から生まれる物であるためです。輪の中で良いコミュニケーションを取れば、愛が生まれやすくなります。
輪(円)の中で結婚のお相手を見つける方法
これを実現して、輪をうまく活用して愛の知識とスキルを実践する方法について話しましょう。
まず、愛の種を発見し、愛を芽生えさせることのできる円、いわゆる「鍵となる円(キーサークル)」を見つける必要があります。

どのような輪が「キーサークル」と見なされるのでしょうか?
上記の調査結果の上位に出てきた、「同じ職場」「趣味やスポーツのサークル」、そして婚活パーティーやお見合い、会員制の結婚相手紹介所(相談所)、婚活サイトなどが「キーサークル」に当たります。
これらの「キーサークル」の知人交流の中から愛が芽生えそうなお相手を見つけ、仲間交流に発展させています。
次に、アシストしてくれる人を見つける必要があります。 あなたとお相手に共通の友人がいる場合は、共通の友人がお互いを応援し、フォローしてくれたりします。
言い換えれば、輪の中には基本的に他の第三者がいます。あなたに対するお相手の評価と態度は、他の第三者にとって重要な参考基準になるでしょう。同時に、その第三者はあなたが自分の壁を壊すのを手伝ってくれるので、あなたはお相手と自然にそしてスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
また、輪の中の人々とやり取りするときは、次のことを把握する必要があります。どのような状況で冷静に考えて止める必要があるか、どのような状況で主導権を握るのが良いか。
言い換えれば、他の人と話す時は、適切な時間、つまり適切なシーンを選びます。適切なシーンで輪の他の人々と話すことで、話の内容と深さを「仲間交流」の方に効果的にシフトできるのです。
そもそも、キーサークルのほとんどのシーンの基本的な目的は、男性と女性の間の愛を促すものではないことを知っておく必要があります。例えば、私たちは学校で勉強しますが、学校に行く目的は学ぶことです。会社の会議室で会議を開く目的は仕事をすることであり、クリスマスパーティーに参加することや新年を祝うことの目的はリラックスしてみんなとの交流を楽しむことです。もしあなたがクリスマスパーティーで知り合った異性と意気投合し、良い雰囲気になれたなら、それはまた別の話ですが。
見知らぬ人同士では、特定のシーンが繰り返し出現すること、または一連の特定のシーンの組み合わせが起こると、恋人になる可能性があります。
例えば、あなたは料理教室に通っているとしましょう。同じ曜日の同じ時間帯のレッスンで毎回会う人がいます。これは特定のシーンが繰り返し出現しています。
他の例えでは、今日あなたはたまたま料理教室の体験に行きました。その体験教室であった人とはあまり話すこともなくその場で別れたものの、教室近くの喫茶店でコーヒーでも飲もうと思って入ったら、その人もたまたま喫茶店に来ていました。これは一連の特定のシーンが組み合わさっています。
ただし、すべてのシーンで見知らぬ人同士が恋人になれるわけではありません。
したがって、「愛が芽生えやすくなる」のはどのようなシーンが適しているかを区別することを学ぶ必要があります。人々の間のコミュニケーション場面は、オープンシーンとクローズドシーンの2つに分けられます。
オープンシーンとは、基本的なタスクを完了するために特定の操作を必要としないシーンを指します。そのような機会は個人の相互作用を強調せず、人々が潜在的な親密さを探求する機会は多くありません。たとえば、道路を歩いたり、大きな公園でジョギングしたり、映画を観たり、本を読んだりします。
このような場合、人が邪魔することはありません。あなたと私は同じ時間と空間にいますが、コミュニケーションや意見を述べる必要はありません。
クローズドシーンは全然違います。その機会に深いコミュニケーションや相互作用がなければ、目的を達成することは困難です。読書の意見交換会、インタビュー、グループでの演奏など。これらの機会にお互い活発にやり取りすることは、輪の人間関係をより良い雰囲気にし、良い結果をもたらすでしょう。
パソコンに詳しい男性がいたとします。彼は知り合いの女性がパソコンで困った時には修理してあげており、それはその女性との関係を深められる素晴らしいことだと思っていました。しかし、長い間彼はその女性とデートすることもできませんでした。
男性の外見に清潔感がないなどの理由ではありません。
原因は簡単です。パソコンを修理します。あなたが修理している間、女性は近くで待っていますが、あなたと交流する必要も、コミュニケーションを取る必要もありません。一人でも自由なシーンなので、スマホを弄りながら待っています。これでは輪を超えた重なりを育てるどころか、「知人の交流」にすら近づくことはできません。
彼はその女性ともっと親密になりたいと思っていましたが、ハードウェアパラメータ、ソフトウェアの使用について、ブラウザが乗っ取られるのを防ぐ方法について話した時、女性は会話に詰まってしまい、彼はそれ以上話を続けることができませんでした。良いコミュニケーションが取れずに、彼はパソコン修理に没頭し、早く修理を終わらせ、そそくさと退散することしかできなかったのです。
本当にその女性との関係をさらに良くしたいのなら、パソコンに関連しながらも、相手が話すことができる話題で、それは彼らの所属している輪とは関係のないトピックについて考えてみるのが良いでしょう。
すぐに、彼は良い話題を見つけました。彼はコンピューターの配線を綺麗に纏めるのが好きです。電源コード、マウスコード、キーボードコード、モニターケーブルのいずれであっても、コードを綺麗に纏められます。女性がもう一度パソコンを修理するように頼んだ時、彼はケーブルを纏めるベルトとパッチパネルの収納ボックスを持って行きました。今回は女性のパソコンを修理しただけでなく、彼は家のケーブルの配線や収納についてうまく話すこともでき、「断捨離」について盛り上がりました。

その結果、女性が彼と話す頻度も多くなり、彼は彼の魅力を表現するためによりよい話題探し、適切な連絡の頻度などを守りながら、関係を深めました。
したがって、輪の中で気になるお相手とコミュニケーションを取る時は、クローズドシーンでやり取りすることを強くお勧めします。これは質の高い交流を意味するだけでなく、あなたと相手との関係に自ら関わっているという意識が生まれ、コミュニケーションする中で情報量も増え、相互理解が深まります。
一目惚れとまではいかなくても、愛が芽生える土台は出来上がっています。それは日が経つにつれて独身を終わらせることに繋がる可能性が大きくなります。
要するに、2つのポイントを理解していただければ幸いです。まず、愛は輪の中の仲間交流から始まります。あなたがどれほど多くの人を知っていても、彼らが一般的な知人程度であるならば、彼らとは愛が育めません。次に、コミュニケーションの深さと頻度が高まる、クローズドシーンを活用すると仲が深まりやすいです。
人によって「クローズドシーン」はそれぞれ違うと思います。読書意見交換会に頼る人もいれば、地下鉄に頼る人もいます。あなたの個人的な状況と相手の状況によって最適なシーンは変わるでしょう。どのようなクローズドシーンを思い浮かべることができますか。